2017年頃から拡大したサウナブームは、2025年には文化として日本に定着しました。一方で、2025年発表の「日本のサウナ実態レポート2025」では、ライトサウナーが大幅に減少し、本当にサウナを愛する層だけが残ったことが明らかになっています。私は2020年にサウナにハマり、2021年からアウフギーサーとして活動してきました。
本シリーズでは、現役熱波師であり脱毛男子の視点から、全10話にわたってサウナの正しい入り方と美容効果を解説します。今回は第4話として「水風呂の危険性と適正時間」について詳しく説明します。
水風呂の間違った入り方でヒートショックに!?意外と知らない水風呂の適正時間

サウナ後の水風呂は、体を引き締め、リフレッシュ効果を高める最高の瞬間です。しかし、その爽快感の裏側には、入り方を誤ると「ヒートショック」という命に関わる危険が潜んでいます。
この記事では、水風呂でヒートショックを引き起こす「間違った入り方」を指摘し、安全に楽しむための意外と知られていない適正時間について解説します。
1. 水風呂の「快感」と「危険」:ヒートショックのメカニズム
ヒートショックとは、急激な温度変化に体が対応しきれず、血圧が激しく変動することで起こる健康障害です。

● 危険な血圧の乱高下
サウナで体が温まると血管が拡張し、血圧は下がった状態にあります。この状態で冷たい水風呂に一気に入ると、体は急激な冷えから身を守ろうとして、血管を瞬時に収縮させます。
この急速な血管の収縮により、血圧が急激に上昇し、心臓に強い負担がかかります。その結果、めまいや失神(立ちくらみ)、さらに重篤な場合は心筋梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが高まるのです。特に飲酒後や体調不良時には、このリスクが跳ね上がります。
2. 知らずにやっている「間違った入り方」
水風呂の爽快感を求めて、ついやってしまいがちな、ヒートショックのリスクを高める行為です。
| 間違った行為 | リスクが高まる理由 |
|---|---|
| かけ水・かけ湯を省略する | 体表面の温度差が大きく、心臓に急激な冷刺激が伝わる |
| 熱い体のまま飛び込む | 温度差が最大化し、血管が急収縮する |
| いきなり肩まで全身を浸す | 心臓付近に冷刺激が直撃しショックを受ける |
3. 【適正時間は1分以内】水風呂の正しい入り方

ヒートショックを防ぎ、安全にクールダウン効果を得るには、以下のステップを守りましょう。
ステップ1:冷却の準備(末端から徐々に慣らす)
サウナを出たら、必ずシャワーまたはかけ水で汗を流します。その後、水風呂に入る前に、手足の末端(指先)からゆっくりと冷水をかけ始め、心臓から遠い場所から順に体を冷水に慣らしていきましょう。
ステップ2:ゆっくりと水に浸かる
水風呂に入る際は、息を吐きながらゆっくりと腰まで浸かり、数秒間静かに体を慣らします。全身を浸す場合も、急な動きは避け、穏やかに肩まで浸かるようにしましょう。
ステップ3:滞在時間は30〜60秒
水風呂の温度によって体感は異なりますが、水風呂の適正な滞在時間は長くて1分とされています。
「冷たさが限界に達する前」に出ることが重要です。水風呂に長く浸かりすぎると、血管が過度に収縮し、体温が下がりすぎて逆効果になるほか、体の負担が大きくなります。
水風呂は長時間入る場所ではなく、短時間で体の芯の熱を取り、血管を適度に引き締めるためのステップであることを意識しましょう。

水風呂の時間を守り、安全な方法でサウナ体験をより豊かなものにしましょう。
アウフギーサーの使命:最高の「ととのい」と安全管理


ここからは、現役アウフギーサーである僕の実体験に基づいた視点です。
アウフギーサーの役割は、サウナ室での熱波提供(パフォーマンス)だけにとどまりません。お客様が心身ともに安全に、最高の「ととのい」体験を完了させるための「トータルホスピタリティ」を提供することこそが、私たちの重要な使命です。
特にイベント後のクールダウンと安全管理は、お客様の満足度と健康を守る上で最も重きを置く活動です。
1. パフォーマンスの大前提:安全アナウンス
イベント中のタオルパフォーマンス(タオルを振ること)はもちろん重要ですが、お客様の安全を担保する準備も不可欠です。
アウフグース開始前には、必ず水風呂利用時の注意喚起を徹底しています。
「かけ湯・かけ水」の徹底: 衛生面と安全面の両観点から、水風呂利用前には必ず体にかけるようアナウンスし、ヒートショックのリスクを最小限に抑えるための行動を促します。
2. 「安全巡回」としてのクールスイング活動
イベント終了後、多くのサウナーが外気浴でリラックスしている時間帯に、私たちは「クールスイング」と呼ばれる活動を行います。この活動は、単に風を送って体感を向上させる以上の、巡回警備(安全管理)としての側面を持っています。
クールスイングの目的
- 冷却補助と体感の最適化: 外気浴中のサウナーに優しく風を送り、体のクールダウンを補助し、「ととのい」の質を向上させます。
- 体調不良者の早期発見: お客様の顔色や呼吸の乱れなどを間近で確認し、サウナや水風呂の利用で体調を崩している方がいないかをチェックします。これにより、お客様が声を上げる前にサポートできる体制を整えています。
3. 水風呂への「正しい導入」と安全な誘導
イベント直後の高揚感から、お客様の中には水風呂に慌てて飛び込んでしまう方や、逆に長く浸かりすぎてしまう方がいらっしゃいます。これはヒートショックのリスクを高める要因となるため、さりげない声かけで安全に誘導します。
① 危険な急入水への注意
水風呂に飛び込もうとする方や、急いで入水しようとする方に対しては、ヒートショックのリスクを避けるため、落ち着いて入水するよう目線やジェスチャー、または短い声かけで注意を促します。
② 適正時間を超える利用者への誘導
水風呂の適正時間は長くても1分程度ですが、長く入浴されている方に対しては、心臓への負担が増す前に移動を促します。
| 声かけの例(誘導フレーズ) | 目的 |
| 「このあとクールスイングを行いますので、お体のお支度が済みましたら外気浴スペースにご移動願います」 | お客様の「ととのい」を邪魔しないよう、次のサービス(クールスイング)を理由にして、スムーズに外気浴へと移動を促します。 |

アウフギーサーは、サウナ室での華やかなパフォーマンスと、その後の安全なクールダウン管理という両輪で、お客様に最高のサウナ体験を提供しています。
正しい知識をもって冬場の楽しいサ活をお楽しみください。
サウナ好きなら絶対に持っておきたい「サウナハット」

水風呂の安全性と同じくらい重要なのが、サウナ中の頭部保護。サウナハットがあるだけで頭皮ダメージやのぼせリスクを大幅に軽減できます。
特に薄毛が気になる男性や美容意識の高い方ほど、サウナハットの有無で体感が大きく変わります。

昔に比べて使い勝手も良く、品質の良いサウナハットが増えたと思います!
筆者プロフィール

サウナにハマりアウフギーサーに転身するくらいのサウナーです。サウナと全身脱毛の意外な相乗効果についてウェブ上初の発信者となっています。
サウナについての、正しい知識をどこよりも詳細に伝授します。サウナが男性の美容にどれくらい影響力があるか、意外と知らないのでは?サウナと脱毛男子の関連記事はこちらから👇👇👇
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