ひげ抜きが癖になっていませんか?
毎朝、鏡を見るたびに気になるヒゲ。つい手で触ってしまい、気づけば一本、また一本と抜き続けている…そんな癖が、いつの間にかやめられなくなっていませんか?
「ヒゲを抜くのは、なんとなく良くないんだろうな」と分かっていても、なかなか止められない。もしかしたら、その行為は「抜毛症」という心のサインかもしれません。
この記事では、ヒゲを抜く癖を持つ人の心理から、放置するとどうなるのか、そしてその悪循環から抜け出すための具体的な方法までを、分かりやすく解説します。
ヒゲを抜いてしまうのはなぜ?抜毛症という心のサイン

ヒゲを抜く癖を持つ人の心理には、大きなストレスや不安、あるいはヒゲそのものに対するコンプレックスが隠れていることがあります。
- ストレスや不安からの回避行動:ヒゲを抜く直前の緊張感と、抜いた瞬間の開放感や満足感。この快感が癖になり、ストレスから逃れるための行為となってしまうことがあります。
- ヒゲへのコンプレックス:ヒゲが濃い、まばら、白いヒゲが混じってきたなど、ヒゲ自体がコンプレックスになり、つい抜いてしまうケースもあります。
これらの行為が止められなくなった場合、それは「抜毛症」と呼ばれる精神的な慢性疾患に陥っている可能性があります。誰でもストレスを抱えれば陥る可能性があり、決して珍しいことではありません。
放置すると怖い!ヒゲを抜き続けることで起こる5つのリスク
「ちょっと抜くだけだから大丈夫だろう」と安易に考えていると、肌はどんどんボロボロになっていきます。ヒゲを抜き続けることによる、具体的な5つのリスクを見ていきましょう。
- 毛嚢炎(もうのうえん)になる ヒゲを抜く際にできた目に見えない小さな傷口から細菌が侵入し、赤い発疹や膿を持ったニキビのような炎症を引き起こします。放置すると痛みや熱を伴うこともあり、皮膚科での治療が必要になるケースも少なくありません。
- 埋没毛(まいぼつげ)になる ヒゲが皮膚の中で埋もれてしまい、外に出てこられなくなる状態です。見た目が悪くなるだけでなく、炎症や化膿の原因にもなります。
- 色素沈着を起こす ヒゲを抜く行為は、肌にとって強い刺激です。この刺激が続くと、肌を守ろうとしてメラニン色素が生成され、顔に黒ずみができてしまいます。一度できた色素沈着は、なかなか消すことができません。
- 乾燥肌になる 毛を抜くことで毛穴が傷つき、肌のバリア機能が低下します。これにより肌の水分が蒸発しやすくなり、肌荒れやカサつきの原因となります。
- ヒゲが濃くなる 「ヒゲを抜けば薄くなる」と思われがちですが、実際はその逆です。体は「毛が抜かれた」という危機感から、次に生えてくる毛をより太く、しっかりしたものにしようとします。結果、ヒゲがさらに濃くなってしまうのです。
ヒゲを抜く癖を卒業するための3つのステップ
ヒゲを抜く悪循環から抜け出すためには、まず原因と向き合い、根本的な解決を目指すことが大切です。
- ストレスの原因と向き合う ヒゲを抜いてしまう原因がストレスや不安にある場合は、そのストレスを解消する別の方法を見つけましょう。自分一人で抱え込まず、心療内科や精神科に相談することも有効な手段です。専門家の助けを借りることで、解決への近道になるかもしれません。
- 肌トラブルは皮膚科で治療する すでに毛嚢炎や埋没毛など、肌トラブルが起きている場合は、まず皮膚科を受診して治療を優先しましょう。肌の状態が改善すれば、ヒゲを抜くことへの執着が和らぐきっかけになることもあります。
- ヒゲそのものをなくす 物理的に抜くヒゲがなくなってしまえば、癖も自然となくなります。この最終的な解決策が「ヒゲ脱毛」です。
- 光脱毛: 美容サロンで行われ、痛みが少なく、肌への負担も少ないのが特徴です。将来ヒゲを生やしたい可能性があるなら、こちらが適しています。
- レーザー脱毛: クリニックで行われ、毛根を破壊するため、高い効果が期待できます。「もうヒゲは絶対に生やしたくない」という方におすすめです。

実際私も抜毛症を抱えていましたが、ひげ脱毛とサウナを始めて心と体を整えたことで抜毛症を克服しました。


まとめ
ヒゲを抜く癖は、肌へのリスクだけでなく、心の健康にも関わる大きな問題です。
ヒゲの悩みを根本から解決し、肌も心もスッキリさせることで、自分自身に自信を取り戻すことができます。
もしあなたが「ヒゲ抜き」のループから抜け出せずにいるなら、ぜひこの記事を参考に、自分に合った正しい処理方法を検討してみてください。

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